FPVとは、First Person Viewの略で一人称を意味します。ゴーグルを使ってカメラの付いたドローンを操作する事の呼称でもあります。ゴーグルから映像を送る電波に5.8Ghz周波数帯を使います。そのため、第4級アマチュア無線技士の免許を取り、私は電波を使いますよと開局申請をする必要があります。
今回は、国家試験を受験して第4級アマチュア無線技士を取得しました。取得する方法や費用をご紹介します。
目次
第4級アマチュア無線技士免許を取得する方法
第4級アマチュア無線技士を取得する方法は2通りあります。
- アマチュア無線技士養成課程講習会を受講する。
- 国家試験に合格して取得する。
養成課程講習会は、二日間の講習会を受けた後に修了試験を受けることで短時間で取得することができます。
国家試験は、試験を受けて合格することが必要になります。ただし、養成課程講習会よりは費用を安く抑えることができます。
すぐに取得したい時は、講習会をお勧めします。スケジュールと場所は日本アマチュア無線振興協会や日本無線協会にあるので調べて申し込みましょう。友人は講習会で取得して、すんなりと免許取得してました。
第4級にはe-ラーニングはありません。しかし、上位の第2級、第3級はe-ラーニングで取得できます。この際、上のレベルを取得するというのもいいかもしれません。しかし、受講料は高いです。
養成課程講習会と国家試験の比較
手数料(2020年3月現在)
- 養成課程講習会
- 受講料 2,3150円(18歳以下は9,850円)
- 国家試験
- インターネット申込 5,013円
- 郵送申込 5,013円 + 試験申請用紙 120円 + 送料他
- 当日受付受験 5,100円 + 試験申請用紙 120円
申込み方法
申込み方法を簡単に紹介します。詳細は日本アマチュア無線協会、日本無線協会のサイトで確認してください。
国家試験を受験する時はインターネット申込みがお勧めですが、当日受付でも良いと思います。郵送申込は手間がかかるのでお勧めしません。
- 養成課程講習会
- 日本アマチュア無線振興協会のサイトを開きます。
- 受験申込用紙をダウンロードして印刷
- 受講料を送金
- 受験申込書を作成して送付
- 受講票が届きます。
- 講習会に行く。
- 国家試験(インターネット申込み)
- 日本無線協会のサイトを開きます
- 無線従事者国家試験の電子申請をクリック
- 無線従事者国家試験申請システムで申請
- ゆうちょ銀行または郵便窓口で指定された口座に振り込み
- 後日受験票が届きます。
- 受験する支部に行く。
- 国家試験(郵送申込)
- 試験申請書が必要なため受験したい日本無線協会支部に用紙を請求する。
- 申請書と試験手数料振替用紙が届きます。
- 試験手数料振替用紙を使って郵便局で手数料を振り込む。
- 振込金受領証を受け取る。
- 申請書を記述、受領証を貼って受験する支部宛に送付する。
- 後日受験表が届きます
- 受験する支部に行く。
- 当日受付受験
- 当日、受験したい支部に試験時間前に行く。
- 試験申請書を購入し、記述して手数料を払い受験する。
免許申請の手続き
講習会を修了、又は国家試験で合格した後は、その場での免許申請がお勧めです。郵送でもできますが事前に準備して持っていきましょう。免許申請の費用は、
- 免許申請用紙 170円
- 手数料 2,100円
となります。しかし、免許申請用紙は実は買う必要はありません。事前に総務省電波利用ホームページからダウンロードできるので印刷して持っていきましょう。その他に、持参する必要があるものは、
- 写真 (縦30mm×横24mm)
- 住民票コード、または、住民票の写し(マイナンバーが記載されていないもの)
- 氏名、生年月日が確認できるもの(免許証など)
住民票コードを記載する必要があります。わからない場合は、住民票を持参するか、 区役所で告知請求して住民票コードを教えてもらっておきましょう。住民票コードとマイナンバーは違うものなので間違えないようにしましょう。
また、免許申請をした後免許が届くのは一ヶ月後になります。申請から時間がかかるのでそれも考慮しておきましょう。
受験前に免許申請書類を揃えておくとお得です。合格する覚悟で持参していきましょう。
第4級アマチュア無線技士の試験の学習法
試験の科目は法規と工学です。解答は選択式です。科目関係なくやったことはひとつです。下記の本、初級アマチュア無線予想問題集の第4級アマチュア無線の部分を繰り返しやっただけです。実際、試験でほぼ見たことのある設問が出題されました。
学習のコツとしてはわからなくてもいいので全問題を一周する。答えに丸をつけておいて、ひたすら問題と解答をみてわかるところは飛ばして、わからないところを重点的に理解するよう心がけました。暗記も大事ですが、単語や解法をある程度理解して答えがでるようになると合格確実です。学習時間は1ヶ月ぐらいでした。
最後に、過去問が日本無線協会でダウンロードできますのでそれを試しに試験時間と同じ時間を使って解くとイメージトレーニングができてお薦めです。
とりあえずやってみよう!