トイドローン「Potensic A30W」を飛ばして操作を体感してみた。

 自作ドローン製作に入る前に、ドローンの操作の経験がないのでドローンのおもちゃを買って試してみました。ドローンがどんなものなのか体感するのが目的です。

Potensic A30Wを操作してみる


そこで購入してみたのがお手頃価格5000円ぐらいでスマートフォンのWifiで動画も取れる「Potensic A30W」です。しかも、スマートフォンが付けれるVRゴーグルを買えばゴーグルをして操作できたり、スマートフォンのアプリで写真や録画の操作もできます。しかし、バッテリーが小さいため飛行時間は約10分程度でいた。


なぜこれを選んだかというと部品が壊れてもパーツが購入できるのと重量が200g未満だからです。200g以上になると飛行ルールが厳しくなるようです。

ドローンを飛ばす環境やルールはどうなっている。

 ざっくりドローンを飛ばす環境やルールがどうなっているのか調べてみました。あくまでもざっくりなので詳細はご自身で調査することをお勧めします。

 200g未満のドローンは、航空法で「模型飛行機」に分類されるものになります。模型飛行機は、無人航空機の飛行に関するルールは適用されず、空港周辺や一定の高度以上の飛行について国土交通大臣の許可等を必要とする規定(第 99 条の2)のみが適用されます。

簡単に述べると機体が200g以下なら空港周辺以外で、一定の高度以下なら飛ばしても良いみたいです。

しかし、市区町村によって200g以下であっても条例で公園飛行禁止になっているところもありました。野外で飛ばすときは条例などにも注意する必要がありそうです。区役所に問い合わせて確認が必要になります。

野外で飛ばすにはもっと詳細に調査しないといけないので、今回は部屋で試すことにしました。

送信機の操作機能について

英語ではTransmitter、日本語だと送信機です。操縦に従って電波を飛ばすものになります

外観は、普通の車のラジコンと同じようにみえますが、実際には上昇、加工、前進、後退、右回り、左回り、右水平移動、左水平移動、スピード変更と立体的に頭を使って操作しなければならず。かなり複雑でした。

飛行させる手順について

今回は、高度維持モードを選択して操作してみました。下記が一連の操作になります。

  1. 送信機の電源をOnにする。
  2. ドローン本体を水平な場所に置き、ドローンのスイッチをOnにする。
  3. 送信機とドローンのペアリングが完了する。ペアリングとは操作するドローンと送信機が繋がり操作できるようになる事です。
  4. キャリブレーションをする。キャリブレーションとは、ドローンの機体を水平な場所に置くことで水平の状態を覚えさせることです。その他、機体の調整をします。
  5. 離陸ボタンをクリックする。ドローンの機体が上昇する。
  6. 後は飛ばしたい方向にレバーを動かす

これで一応、飛ばすことができました。一度壁などにぶつかって落ちると電源をOFFした後一連の手順が必要になります。そうしないとうまく飛びませんでした。

ドローンの操作方法について

車のラジコンに比べるとかなり難しかったです。ドローンレースを操作してる人はかなりの技術を持っていることを痛感しました。

Potensic A30Wでは高度維持モードがあり1.2mを保ってくれる機能があります。それを使ったとしても部屋を一周するのも難しい。特に、ドローンの機体を視点に前方を意識しながらスマホの画面を見つつ操作するのは非常に難しかったです。

もう一つのモードで、操縦者視点で操作するヘッドレスモードは楽に操作できます。しかし、このモードだとドローンの前方が固定されるので映像は、臨場感に欠けます。機体前方だけを撮影するのには楽です。

そして、カーブを曲がるときに慣性の法則で外側に機体が流れてしまいます。この動作も考慮して方向転換の操作をするのはスピードが早くなるとさらに難しかったです。

何度か飛ばしてみましたが、非常に面白いです。ドローンを体感するのには良い商品でした。とりあえずやってみよう。

参考資料

  1. Potensic