前回、パーツの構成を検討しました。今回は、さらに部品を追加してパーツの動作確認と仮組みをして問題点を探っていきます。
目次
パーツ構成の検討から進んだこと
前回、構成を検討した時に、PDBの最大電流値問題に関してはモーターの回転数を少し落とすことで対応することに決めました。
アマチュア無線4級も取得したので、Video VTXは下記のものにしました。部品名は「RUSH TANK ULTIMATE MINI」です。
小さめなので、200g以下ドローンでも今後使えるかと思いこれにしました。開局申請中です。
これでFPVドローンをするためのパーツはすべて揃いました。
パーツの動作確認
パーツに問題がないか確認してみます。できるものは限られますが、事前にチェックしましょう。
- 購入したパーツに欠品、破損がないか
- フライトコントローラーは動くのか
- バッテリーは充電できて、問題ないか
購入したパーツに欠品、破損はざっくり目で見て問題なさそうなら良いです。
フライトコントローラの動作確認方法
PCとUSBケーブルを準備します。フライトコントローラの設定ソフトBetaflightをインストールします。
Betaflight GithubのReleaseページから自分のOSに対応したbetaflight Configuratorをダウンロードする。実行してダウンロードしたものをインストールします。インストールした後、Betaflightを実行する。
PCとフライトコントローラをUSBでつなぎます。フライトコントローラーのLEDが点灯します。
接続の確認が取れたら、基板を手で動かして画面の3Dドローンが動くことを確認します。とりあえず、動いてたらまずジャイロが動作していると思うので問題ないです。
バッテリが充電できるか確認する
こちらは前回の記事を読んでやり方を確認しながら充電できるか確認してみてください。特に、1セルごとの電圧が均等か、バッテリーが膨らんだりしないかなど、物理的にも観察して、確認してみてください。
バッテリーの取り扱いには十分注意しましょう。
部品配置を考えながら仮組みしてみる
写真のように機体を組む前にマスキングテープとかで仮組みしてみてください。プロペラが当たらないか、バッテリーのケーブルとPDBのコネクタと接続できる位置、部品の配置、フライトコントローラとPDBの接続性など検討してみてください。そうすると問題点が見つかってきます。
プロペラがあたらないか、ESCとモーターとPDBの配線はうまくいくかどうか。
バッテリーのコードとPDBとの接続性はどうか。PDBのコンデンサーがフライトコントローラのUSBの差込口を塞がないか。
Video TXや受信機の配置はできるかどうか。
カメラの取り付け時に、当たる場所はないか、取り付ける場所があるか。
それぞれ検討した結果、下記のような問題点が見つかりました。
- Video TXの幅が広いため、バーに接触して機体の後ろの方に設置できない
- カメラの設置方法
- Futabaの10Jについてきた受信機がでかすぎる
これら問題を含め、改善策を考えて次回は実際に組み立てをしていきます。
まとめ
部品のチェック、動作確認、Betaflightの準備、機体の部品配置が決まりました。問題点はありますが、ものづくりの醍醐味でもあります。解決すれば技術が身につきます。まだ、アマチュア無線の開局が届いていませんが、ドローンの組み立てを次回から始めます。
とりあえずやってみよう!